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ダ・ヴィンチ・コード (下)
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ダン・ブラウン, 越前 敏弥

 上巻を読んで軽い失望を感じつつ下巻を読み始めたのだが、エンターテインメント小説としては下巻のほうが多少面白くなる。それは上巻に書かれたレベルの低い「キリスト教の秘密」についての真相よりは、小説オリジナルの「殺人事件の真相」の方が“お話”としての真実味があるからかもしれない。

 複数の登場人物の一人称視点を次々切り替えていく、映画で言うカットバックの手法を用いる小説だが、この小説ほどその切り替えスピードがめまぐるしい本をこれまでに読んだことがない。ドラマのセットアップ段階にあたる上巻ではこのスピード感がかえってうっとうしく感じられ、「もっとじっくり腰をすえて読ませてよ」とも思ったのだが、下巻はひたすら追いかけっこが続くので、このスピード感がむしろ効果を上げているのかもしれない。

 ただし上巻の最後に出てきて僕を失望させた「キリスト教の秘密」は、この下巻でもまったく軌道修正されていないし、殺人ミステリーとしても僕自身はさほど興奮を味わうことができなかった。主人公たちが最後に脱出に成功することは、読者としてもあらかじめ予期していること。それをいい意味で裏切りつつ、物語を落着させるアイデアがもう少し欲しかった。(1/1)
| 文学・哲学・思想 | 07:57 | comments(0) | trackbacks(0) |
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